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【第85回】長男K、我慢できず [野球]

長男Kの指の怪我は、まだ、完治していません。

まずは、軽いキャッチボールから、とお医者さんに

言われている段階です。

でも、アピールはしなければなりません。

前回の練習で、「当分、キャッチャーをしてくれ」と

監督に言われた彼に、わたしは、ピッチャーした

ければ、それなりのアピールをしていかなあかんぞ、

と、アドバイスしました。

彼のアピールは、監督に「完治しました。」でした。

で、今日は普通どうり練習をして帰ってきました。

別に、痛いところはない、という返事でしたが、親の

勘では、ちょっとは痛みがあったようです。

帰ってくるなり、「今日はほめられてばかりやった。」と

喜んでいるので、詳しく聞くと、フリーバッティングで

登板し、打者30人に対し無四球1安打に抑えたそうです。

しかし、コーチに「エースの〇〇より、ずっといい」と褒めら

れても、チーム事情もあり、キャッチャーミットとファースト

ミットを渡され、「お前以外、誰がキャッチャーできんねん」

といわれて、2つのミットを持って帰ってきました。

本人は不満で、「ピッチャーもやらしてもらえるんですか」と

監督に反抗してきたようですが、当面は3足のわらじを履く

ことになりそうです。

結局、休んでいる間に、サードのポジションは取られたよう

ですが、それも、サードができる選手はいても、ファースト

のできる選手が育っていないというチーム事情から。

長男Kの2年先輩が、同じくチーム事情で、一番いい球を

ほうりながら、キャッチャーとリリーフピッチャーで終わって

しまった経緯を見ているので焦っているようです。

長男Kは、決して運動能力がずば抜けているわけでも

ありませんし、体も、ケツのでかさはずば抜けていますが、

身長も、まだ、156cmの成長途上。中3でちょっと前まで

キャッチャーをしていた選手もいるので、チャンスはあると

思いますが、これもアピール次第。私はキャッチャーという

ポジションは、逆に言うと、交代もなく試合を作っていける

重要なポジションだと思うんですが、エースをねらっている

Kは、それこそ焦らず、普段の練習でアピールしていって

ほしいと思います。9月に新チームができるまでに、エース

はこいつしかいないと指導者に思ってもらえるように。

しかし、控えのキャッチャーを早く作らないと、このチームは

いったいどうなるんでしょう。

ともかく、どうなるかは本人次第。親としては何も言いません

がボーイズの練習が、普段の日の練習を試す場だと気が

ついて、継続した練習をするようなら見込みがあると思って

います。


【第83回】通算450号 [野球]

オリックス バファローズ・ローズに惑いはなかった。

四回の第2打席。日本ハムの新人榊原の甘い直球を

一振り。打球は右中間席へと飛び込んだ。96年の

来日以来、13シーズン目で到達した450号本塁打は、

外国出身選手では初の快挙となった。「すごい記録を

達成した気持ちはあるが、その本塁打で、チームが

勝ったことの方がうれしいよ」五回に2打席連続の3ラン、

八回にも2ランを放ち、02年6月以来自身2度目となる

1試合3本塁打で、自身の快挙を祝った。……以下省略」

(4月26日毎日新聞より抜粋)

バファローズ・ローズの通算450号の記事です。記録と

しても同紙面に載っています。

でも、おかしいぞこの記事。先日より、イチローの日米

通算最多安打とか松井(ヤンキース(バファローズ以外

はあまり詳しくないので名前忘れました。))が日米通算で

長嶋氏の持つ記録445本塁打を達成という記事を最近

見かけましたが、ローズには当てはまらないんでしょうか。

ローズは、2004年途中にフリーエージェントの権利を取得し、

翌シーズンから日本人扱いとなっています。イチローや松井

と同列に考えるなら、ローズは、大リーグで13本塁打を放って

いるので、通算465本塁打になります。すでに、去年の時点で

450本塁打を達成しています。また、大リーグ時代の1994年、

開幕戦のニューヨーク・メッツ戦で1番として出場し、メッツの

エースであるドワイト・グッデンから第1打席より3打席連続

本塁打を放ちメジャーリーグで名が知れ渡っています(開幕戦

3本塁打は現在もメジャー記録)。ですから、1試合3本塁打も

この日で3度目となるはずです。この日米通算という言葉は

何を基準にしているのか、どうにも腑に落ちません。

まぁ、でもオリックス バファローズ・ローズはかっこいいです。

実は、02年6月の1試合3本塁打の時も、こちらで友人を

誘ったところ40人以上が集まって、大阪ドームで生で観ました。

試合は、それにもかかわらずぼろ負けしたんですが、皆、

ローズの1試合3本塁打を観て、興奮して帰りました。

とにかく、オリックスバファローズ・ローズはかっこいいです。

ここは、いちゃもんをつけずに素直に記録に乾杯したいと

思います。

 

 


【第82回】長男Kのその後 [野球]

3月21日に右手(利き手)親指の靭帯損傷と亀裂骨折

については、以前書きました。全治3週間という見立て

でしたが、ようやくリハビリに入っています。

靭帯は、固まっているのを、今度は、柔らかくするよう

ゆっくりと動かしていくように言われました。

バッティングはまだ負荷が高いので、Goサインは出ず、

軽いキャッチボールから始めるようにという指示です。

結局6週間以上かかりそうですが、ちょうど、その間、

公式戦があり、今日も、淡路島での大会に泊まりがけで

出掛け帰ってきたところです。満の悪いやつです。

中1でごついピッチャーが入ってきて、競争になりそうです。

監督には、当分、キャッチャーをして欲しい、と言われた

そうです(キャッチャーも故障中)。本人はもともとピッチャー

希望。今年度の最初の試合も背番号「1」を中1ながら、

しょってました。すぐ、「5」に変わりましたが。

本人は、チーム事情があるからキャッチャーせなしゃー

ないやろ、と言っていますが、焦りはあるはず。

次期エースといわれながら、キャッチャーをしなければ

ならない悔しさはあるはずです。ピッチャーをしたければ、

アピールしなければなりません。逆に言うと、アピールできる

くらいの性格じゃなければ、ピッチャーはつとまりません。

私は、口出ししませんが、自分のポジションは自分で奪い取る

根性を長男に期待しています。


【第64回】あせるな! [野球]

ボーイズリーグで野球をやっている長男Kが、怪我

(右手(利き手)親指の靱帯損傷及び剥離骨折)を

したのが、3月21日。全治3週間の見立てでしたが

もう少しかかりそうです。

その間、練習、公式戦遠征に休まず行っています。

練習では、キャッチャーをしたりランニングをしたり。

部活も、手を使わずに基礎体力をつける練習をして

いるようです。そして、毎日の5.2kmのランニング。

この間の公式戦では、チームは初勝利を挙げました。

2週間にわたって3試合やって、0-7、3-11、12-2。

2試合目はKの先発予定だったので本人はさぞかし

悔しかったろうと思います。Kは、普段は6番サード。

2番手ピッチャーをしています。3番手以降ののピッチャー

は、全く育っていません。今度の土曜日もダブルヘッダー

で試合がありますが、投げることができません。

本人は、投げたがっていますが、今は無理をする時期では

ありません。ボーイズの指導者も来年のエースとして育てて

くれているので、今月いっぱいは無理させない方針のようです。

お医者さんも、同じことを言ってました。

「今は、無理をする時期ではない。走っとけ!」

私もそう思います。間の悪いことに、25日にも大きな大会が

あります。それも、ランコーでの出場になるでしょう。

本人にしてみれば、焦りが出てきているころだと思います。

でも、ここで、きっちり直して復活してほしいものです。

本人曰く、3年生のエースより、おれの方がちょっと

球が速い。変化球の精度でちょっと負けてるだけや!

虎視眈々とエースの座を狙うKにとっては、つらい時期

かもしれませんが、かえってこの時期の練習がどれだけ

大事か、気が付いているはずです。

5月の復活が楽しみです。

 


【第48回】長男の診断結果 [野球]

前回の、長男Kの診断結果についてご報告します。

結果は、最悪に近いものでした。

右手親指付け根部分の靭帯損傷とそれに伴う

はく離骨折でした。全治3週間と、やや軽い方なのが

救いです。靭帯損傷は固定するしかありませんので、

器具をつけられて、絶対動かすなと言われました。

握力にも影響する大事な靭帯です。

レントゲンを見ると、確かに小さい破片が映っていました。

本人は、アピールしたくて、昨日、登板したんですが、

結果的には、それもするべきではありませんでした。

親として、責任を感じます。

止める勇気も必要でした。

野球は、往々にして怪我を隠して練習や試合に

参加する風が、いまだ残っています。

しかし、ちょっとした怪我で休むようでは試合に

出されないということにも一理あります。

ちょっと、ここが痛いと言っては、休む選手は、

指導者はレギュラーにしません。

それができたのは、ダルビッシュ有くらいです。

お医者さんんも言っていたように。

「まだ、中1なんやから無理するな」です。

2週間後の公式戦は、応援です。

来週の練習は、おそらく1日中走り込みでしょう。

本人も、この機会に下半身と腹筋、背筋の強化を

目標にしたようです。(この機会じゃなくてもやって

欲しいですけど。)しかし、鉛筆も持てないので、

宿題せんでええな、と長男は言っております。

この中途半端な野球バカの対処には苦労させられます。

PS.明日の先発は岩隈。ダルビッシュに固執するよう

ではダメだと思っていましたが、ちゃんと考えて

いるんですね。それとも、相性だけで先発に持って

きたんでしょうか。

どちらにしても、岩隈なら試合を作ってくれます。


【第47回】長男Kの練習試合結果…これでよかったのか [野球]

長男Kは、今日は京都まで、遠征で練習試合

に行ってきました。

私は、最近、学童野球やPTAで長男の観戦

から遠のいているんですが、結果からいえば、

第1試合が、サード6番で先発。2/2のノーエラー。

打撃は、ショートライナーと三振だったそうです。

結果は0-7のコールド負け。

第2試合は、投手で、先発して0-10のコールド負け。

自責点は5くらいだそうですが、負け投手です。

実は、訳があって、効き手親指を前日に負傷

していたそうです。朝、送っていく途中で聞きました。

「それで、投げれんのか」と聞くと、「痛くてボール

を挟まれへんけど投げる」というので、そのまま

行かせました。言い訳になりますが、それで思うように

投げられなかったようです。

長男は、まだ中1。無理して投げる必要もないのですが、

競争の世界にいるという自覚があって、怪我をしている

ことも、チームメイトの一部にしか言わずに

登板したようです。

まだまだ、野球の世界では、怪我をしても隠してレギュラー

の座を守るという考え方が残っているようです。

結果的には、最悪だったんですが、長男がいつもと

違っていたことは指導者にはわかっているはず

(わからなければ指導者と言えません!)。

この長男の考え方を良しとするかどうか、親としては

悩むところです。

しかし、本人は、とにかくアピールするチャンスですから

結果を出して、中2のピッチャーからエースナンバーを

奪い返したかったんでしょう。

私は、帰ってきてからの長男の親指が青じんで、腫れて

いるのをみて、今回は、指導者に申告させるべきだった

かな、と後悔しています。

根性は認めますが、それを普段の練習に活かして

ほしいです。

明日、整形外科に連れていきます。

おそらく打撲だと思いますが、腫れがましていれば

はく離骨折か突き指(突き指も整形外科では骨折

の部類と考えるそうです。)でしょう。

今回は、「よう頑張ったな」と褒めてやりました。


【第32回】スポーツ少年団等に所属している子どもの保護者の役割③ [野球]

保護者の大きな役割その2。

結局「保護者の役割」って、ひとことで言うと、

「できるときに、できることを、できるだけやる。」

で、いいと思うんです。

ほんとに、些細なことでいいんです。

例えば、片づけを、役員がしていたら、進んで

ベースを1枚もって、倉庫に入れる。

例えば、子供たちに(自分の子以外にもですよ。)、

「おつかれ~」と、声をかける。

そんなもんでいいんじゃないですか?

特に車で、送迎をしている保護者の方は、

車の中で、子供が戻ってくるのを待ってるくらいなら、

車から降りて、一言、指導者の皆さんに、

「いつもお世話になってま~す。」っていいましょう。

子供たちが、徒歩や自転車で練習に行っているところは、

機会があれば、ちょっと寄って、

やはり、一言、指導者の皆さんに、

「いつもお世話になってま~す。」っていいましょう。

だって、指導者の皆さんは、子供たちの

数十倍お疲れです。

指導者の皆さんは、保護者から

「いつもお世話になってま~す。」っていわれたら、

とってもうれしいと思いますよ。

それが、保護者の大きな役割のその2です。

いろんな学童野球をめぐっていると、それこそ

さまざまです。

雰囲気からして違います。

それに大きく影響しているのが、やはり、

保護者の多さ。

保護者が多いと相対的に、雰囲気がいい、

と感じました。

子供たちの声もよく出ています。

保護者からも、叱咤激励の声がきこえます。

「がんばって~」

「あほっ!なにしとんじゃ。」

「ナイス キャッチ!」

残念ながら、仕事等で、来られない保護者の方は、

味わえない雰囲気ですが、家で子どもの自慢話を

(たぶん、よかったことしか言わないと思います。)

聞いてあげてください。

でも、たまに見に行くと、ストレス溜まるかも…。

「また、叱られとる…」

「あぁ、エラーせんとええけど…」

見に行った時は、以前、書いた「ファンになれ!」と

矛盾するようですが、自分の子と思わず、

チーム全体の子供たちが自分の子供のように思って

見るといいと思いますよ。

でも、自分の子供が叱られると、本当にこっちも

身のすくむ思いをします。

まぁ、叱られているうちが華ですから…。

Kと私は、小学校3年から、ほぼ5年、叱られっぱなしで、

もう、すっかり耐性ができてしまいました

話を戻して、

仕事や生活に負担や支障を出してまですることはないと

思います。

実際に、練習や試合に帯同して手伝うことも必要な時も

あるかと思いますが、家で、パソコンを使って配布物を

作ったり、電話連絡の係りをするとか、

誰でも、自分の得意な分野で、

「できるときに、できることを、できるだけやる。」

という気持ちさえ持っていれば、他の保護者の方にも

その気持ちは伝わります。

学童野球等は託児所じゃないんですから

自分の子供がお世話になっているチームに

決して無関心ではいけないと思います。


【第31回】スポーツ少年団等に所属している子どもの保護者の役割② [野球]

前回に引き続き、スポーツ少年団等に所属している

子どもの保護者の役割について。 

保護者の大きな役割、その1。

学童(小学生)野球において、保護者がするべきことって。

練習を手伝うこと?

審判をかってでること?

用具の準備や片付けをすること?

グランド等の整備をすること?

以上のことは勿論、できるだけ手伝いたいと思います。

でも、用具の準備や片付けをすることやグランド等の整備を

することは子供たちでもできますよね。

自分たちの使うグランドや用具の大切さを学ばせるため、

わざわざ子供たちにさせるチームも多数あります。

わたしは、それ以外の、もっと大事な保護者の役割が

あると思います。

保護者の方にも、いろいろな事情があると思います。

おもに練習日である、土、日に仕事や用事がある人、

諸般の事情で行きたくても、来られない人…。

ほとんどの学童(少年)野球チームは、役員の方が

中心となっていて、その輪の中に入りづらいのも

わかります。

行っても、何をすればいいのか…。

でも、どんな事情を持ってる保護者の方にも

できることがあります。

一言でいえば、「自分の子供のファンになる。」

これだったら、どんな保護者の方にもできるでしょ?

でも、自分の子供だけをひいきする保護者

にはならないでください。

そうゆうことは、態度や言葉にどうしても出てしまうものです。

「子供のファンになる」と、練習を見に行きたくなります。

夕食のとき、子供といろんな話ができますよ。

子供が、叱られてたら(うちのKは特に)、

「なんで、しかられたんやろうなぁ。

あれが悪かったんとちゃうか?

それやったら、こんな練習しようや。」

なんて、さりげなくフォロー。

ほめられて帰ってきたら、「よう、がんばったなぁ。」

「ほめられたとこもっと、完璧にしようぜ。」

なんて、それもさりげなくフォロー。

親子の会話がはずみます。

事情があって見に行けなくても、

「今日は、どんな練習したん?」とか

「どんなことしかられたん?または、ほめられたん?」

など、やはり、親子の会話がはずみます。

すると、無関心な親より、自然と子供も上達するんですよねぇ。

これは、野球だけに限らないと思いますが…。

 


【第30回】スポーツ少年団等に所属している子どもの保護者の役割① [野球]

「保護者の役割り」って、なんでしょうねぇ。

うちの場合は、長男が日本少年野球連盟という

硬式野球のクラブチームに所属しており、

次男、三男が学童野球(スポーツ少年団)で

軟式野球をしている関係から、野球を例にとって

考えてみたいと思います。

保護者コーチは、もう、保護者ではないでしょう。

保護者の方も、忙しいかたや、仕事等で都合の

つかない方もいらっしゃるでしょう。

それぞれの学童(少年)野球のなかで、

それなりの取り決めがあるんだろうとは思いますが、

どこも、保護者の負担をすくなくしたい、とは

思ってるとは思います。

でも、指導者の負担も少なくしたいですよねぇ。

まず、指導者の立場として私の考えを書いてみます。

指導者は、あくまで学童・少年野球の技術の向上や、

団体生活の中での規律(ルール)等を指導して

いただいています。

団体生活の中での規律(ルール)等の指導は、本来

先生方の指導の範疇に入るかもしれませんが、

スポーツを通じての規律(ルール)等の指導は、やはり、

指導者が、野球を通じて子供に何かを、感じさせてほしいと

思います。

やはり、野球は、団体スポーツなので、その中でしか、

感じられないことがあるように思います。

ほとんどの指導者は、それを目的に、ボランティア

(この言葉にも少し抵抗があります。)で、若しくは、

持ち出してでも、子供の成長を見たい、喜ぶ顔が見たい、

みんなで、喜びや悲しみを分かち合いたい、という情熱を

持って指導にあたられています。

じゃあ、保護者の役割って何?と問われると、それらの

指導者の負担を軽減することと、私は、思います。

指導者の負担を減らしながら、保護者の負担を減らす。

とても、難しいように思います。

きっと、これといった答えはないんでしょう。

ただ、今、わたしが考えているのは、野球塾のような

お金を取って、かつ、指導者らがそれで生計を立てている

少年野球を指しません。

指導者たちが、保護者に求めてることは何なんでしょう。

大きく2つ、あると思います。

続きは、次回に…。(何だと思いますか?)


【第29回】学童野球の審判 [野球]

長男は、幼稚園から小学校2年まで、サッカーをしていま

した。

小学校3年になって、ようやく野球をはじめました。

なぜかって?

学童野球は小学校3年からしか募集してなかったんです。

本人も、サッカーはあまり好きじゃないようで、当然、上達

もしませんでした。

なにより、けつ(尻)が誰が見ても野球向きだったんです。

それが、わたしと学童野球との出会いでした。

学童野球の審判には、よく、保護者が駆り出されます。

当然と言えば、当然のこと。

私の息子(以下K)が小3のころもよく保護者会長さんから

電話があって、時間が空いているときは、

積極的に参加するようにしていました。

4年~6年の保護者にもいろいろ都合があって、

保護者会長さんも大変だったんでしょうねぇ。

でも、Kはまだ、玉拾いの段階。

審判として、帯同してもちょっとさみしい。

地区の出合(田舎なので)感覚で参加しました。

初審判の時は、5年前のことながら、いまでもよく覚えてい

ます。

野球のル-ルは、よく知っていても、なんとなく緊張しました。

どこの審判が一番いいのかもわからないまま、2塁の塁審を選びました。

2塁塁審は、ランナーの位置(1塁か2塁にランナーがいる時)

によりポジションが違ってくるんですねぇ。)

そんなことも知らずに、無謀にも挑戦、まさに私にとっては

挑戦」でした。2塁累進をしながら、

「これは、フォースプレイ、これは、タッチプレイ…」など、

考えながらも試合は、進んでいきます。

実は、この試合は全国に通じる公式戦。

微妙な判定にも、ドキドキしながら、なんとなく無難にこな

していきました。

でも、最終回、ランナー1塁、ショートゴロ。

2塁フォースプレイを狙ったショートの送球が、2塁カバー

に入ったセカンドのグラブの中に…。

私が出した判定は、「セーフ!」(本当は「アウト?」)。

結果は野選ということになります。

実は、わたしはその時、ちょっと集中力を切らしていました。

「セーフ!」とコールした時の、セカンドのなんとも言えない

顔が今でも忘れられません。

当然、誰も抗議しません。

頼まれた審判であっても、責任をもって一生懸命にすること

の大切さを学んだ1日でした。

2塁塁審といえども、イロイロな面でとても疲れました。

協会の審判員の方は、弁当代だけで1日中、暑い時も、

寒い時も、一生懸命、審判をしてらっしゃいます。

本当に、頭の下がる思いです。

公式審判の方に、いろいろ伺うと、返ってくる言葉は、

いつもひとつ。

「しんどい時もあるけど野球と子供たちの一生懸命

プレーしてる姿を見るのが好きでんねん。」

その後は、審判さんを見かけると、

感謝の気持ちを込めて

「お疲れ様です!」

という言葉が自然にでるようになりました。


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